7月22日に日本で日食を見ることができる。南の島々では皆既日食になるようだが、東京地方でも太陽のおよそ4分の3が欠けて見える。
確か高校生のときの4月だったか、東京地方でもかなり欠けた日食を体験した。あたりが褐色の世界になった。急に気温が下がったように記憶している。鳥が鳴きながら飛んでいった。
木々の間を通ってきたこぼれ日の一つ一つが欠けた太陽の形をしていて、それが地面に濃い薄いの模様となって広がり、まるで日本画のように美しかった。
そのときはどのくらい欠けたか記憶にはない。今回の4分の3がどういう体験となるのか楽しみだ。だから晴れてもらいたい。
そうだ!小淵沢の山荘に行こう。日本一晴れが多いところだ。
ところで不思議に思うのだが、なぜ太陽に重なる月の大きさが見かけ上ぴったりになるのだろう。単なる偶然なのだろうか。ほかの惑星ではどうなのだろう。