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10日、東京土建渋谷支部設計分会のメンバー6人とともに、私が所属している若建のメンバーの迎川さんが勤務している相羽建設の木造ドミノの見学に東村山の相羽建設まででかけた。
このブログのリンク先、「OMソーラーの家・・・・」が彼のブログである。ただ建築よりも食べ物の話が多い気がするが。(ひとのことは言えないか・・・笑) 都が土地を貸し出す東村山ニュータウンに、低価格の一戸建て住宅を建てることに応募して採用された5社の一つ相羽建設が、建築家の協力も得て提案した住宅である。応募条件には東京の木を使うことという項目もあるので輸入材を使用している住宅メーカーは自ずと参加できない。 まず映像を使っての迎川さんの説明。 目指したのは工事の無駄をなくすとともに、あらゆる家族構成にも対応できるような間取りが自由な家。それには内部の間仕切りが取り外しができるように、構造は外壁と内部の1,2本の大黒柱で持たせること。ただし通し柱はない。だから大黒柱といっても1階と2階とで分かれている。それでも強い構造にするために各階の床を構造用合板でかためている。それがデッキとなるので大工さんたちは安全に高いところの作業ができる。だから高所作業のトビ職などを使わなくても家は建ち上がっていく。それがコストダウンにもなる。 基礎工事も普通はべた基礎の底盤と土台を乗せる立ち上がりの2回のコンクリート打ちが必要だが、それを工夫して1回で済ませることでコストを下げた。そのことは打ち継ぎがないということでここから進入するシロアリを防ぐことにもなっている。 外壁で構造を持たせるということは内部の床下にコンクリートの立ち上がりがない。だから床下はガランドウである。ということは床下の点検も容易になるし設備配管も将来取り替えが自由にできる。そのことが家を長持ちさせる。 その上このニュータウンでは数戸の建物を並行して建設したので職人さんが効率よく働くことで、相羽建設が実施している太陽熱を使った暖房システムのOMソーラーを使用した家でも坪単価50万円で何とか実現できた。 しかし問題もあった。東京の木を使うということがである。奥多摩の木を使おうと思っても林業が衰退しており、良質の乾燥材を用意できる製材所がない。材木の乾燥具合や強度を測る技術もない。それらを相羽建設でしなくてはならなかった。相羽建設がその技術を持っていたからできた。 設計者としてほかにも勉強になることがあった。それは設計した家が予算オーバーになったときである。我々設計者は仕様の変更で対応しようとする。しかしそれによって落ちる金額などわずかである。そこでローンなどを使う建主さんには複数のローンを組み合わせる工夫を提案して同じ負担で予算オーバーした家が実現できるようにするということだった。なるほど~、設計者は金融の勉強もする必要があるのだ。 椅子に座っていたお尻が痛いのも忘れるほど興味ある2時間の説明が終わった。 このあとインド料理店に行く。 赤く塗ったプロパンガスボンベの郵便受け?が魅力的だ。 皆好きずきなカレーを注文。サラダの次に出てきたナンの大きさにびっくり。ナンだこれは!大きさは50センチを越えようか、大皿から半分はみ出している。これ一人分? カレーもおいしかった。満ぷく、満ぷく。 このあとすぐそばに広がるニュータウンを訪れた。 木造ドミノの建物が並んでいる。屋根の上の三角小屋根は高度が低くなった太陽からも効率よく集熱しようとしたもの。 朝顔で視線と日射しをよけた家。 木造ドミノではヘチマやゴーやなどの蔓を這わせるネットが取り付けられるようにもなっている。できるだけエアコンを使わない生活をしてもらいたいからだ。 1階の外壁はメンテナンスが必要なモルタル仕上げ、2階はメンテナンスを必要としないガルバリウム鋼板。ガルバリウム鋼板を多用すると家が安っぽく見えてしまう。それをモルタルの外壁を使用することで防いでいる。ここをケイソウ土などの土壁にすればさらにレベルアップできる。 北側の外壁を2階までモルタルの白壁にしているのは後ろの家を明るくする工夫だったが、ガルバリウム鋼板を節約したと誤解されたそうで、この後建てた家はここもガルバリウム鋼板にした。 しかしこのように同じスタイルの家がこれだけ並ぶとちょっと・・・。 他の会社が提案した共同の庭。各戸の敷地を提供している。 ここを中心に子供が遊びご近所付き合いを実現しようとしたが、自分の敷地が狭くなったことで入居希望者からは支持されず、なかなか売れなかったそうだ。 こちらの会社では和風の家で落ち着いた街並みを造っている。 しかし暗いとか古臭いということで売れ行きは悪かったとのこと。 一方売れ行きがよかったのは住宅産業が販売しているような家を提供している会社のもの。さすが幅広い需要者の好みをつかんでいるという感じだ。写真を撮る気がしなかったのでお見せできないのが残念。 しかし・・・・、皆さんはどう思います? ここを後にして木造ドミノのモデルルームに車で向った。 テレビ台の引き戸も建具屋さんではなく大工さんでも作れるように工夫されている。右の縦に延びる筒はOMソーラーのもの。冬は屋根裏の暖かい空気を床下に導く。夏は屋根で排出している。 天井は2階の床裏が直に見える。電気の配線ができる天井裏がない。昔の民家がそうだった。だから碍子に巻いた電線が露出していた。しかしそんなことは今はできない。そこで壁に長押を設け、その中を電気配線スペースにした。これで将来の配線とりかえも簡単にできる。 屋根裏にOMソーラーの装置が見える。 隣には建築家の設計によるモデルルームも建っている。これもOMソーラーの家。 土壁の落ち着いた雰囲気。 外部の建具もアルミサッシではなく木製なので大開口が実現していた。しかし建築費坪100万円はちょっと・・・。 見学が終わったあとで新宿に出てビールを飲みながら、飲めない私とSさんはリボンシトロンを飲みながら今日体験したことをもとに色々と話し合った。 我々の今後の活動のヒントも多くもらった一日だった。
by amanojakusan
| 2009-10-18 07:33
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Comments(2)
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tokyomachiya at 2009-10-18 23:20
お疲れ様でした。
いろいろとご説明したい事もありましたが、まぁこの程度で。 詳細なレポートをありがとうございます。 机上で考える事と実践する事、更に住まい手の反応、家づくりはいろいろな要素が複雑に絡み合いますね。
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by
amanojakusan at 2009-10-19 07:27
tokyomachiyaさん、木造ドミノの詳細なご説明ありがとうございました。なおこれ以上の説明が必要ならば講演会を実施しなければなりませんね。いや、まじめな話です。
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