クリスマスはキリスト教における神の子、つまりイエスの生誕を祝う日。その前夜である今夜はクリスマス・イブ。私が住むマンションでも自治会有志により飾りつけが行われている。
さてややこしいのがユダヤ教、キリスト教、イスラム(イスラムという言葉に教という意味が含まれている)は兄弟だということ。三つの宗教とも同じ神YHVH又はYHWH(ヘブライ語のローマ字表記)を唯一の神として信じているのだそうだ。
YHVH又はYHWHを何て読むの?一時キリスト教徒はヱホバと呼んだこともある。しかし現在ではヤハウェと呼ぶのが正しいようだ。
なぜ神の名がわからないの?原因はユダヤ教の預言者(神の言葉を伝える者)モーゼの十の戒律(十戒)の中の、神の名をめったに口にしてはならぬという言葉にあった。ユダヤ教徒はこれを厳密に守ってきたので神の名を忘れてしまった。残されたのは文字のみ。
そのあとイエスやムハンマド(欧米では一時読みを誤ってマホメッドとかモハメッドと呼んでいた)という預言者が出てきて神の声を伝えた。ユダヤ教を特定の民族のものから人類共通のものに改革しようとしたのがイエスであり、さらにそれを集大成しようとしたのがムハンマドである。それが現在キリスト教とイスラムになっている。
これらの宗教では今でも神の名を唱えることはない。キリスト教では「主」といい、イスラムでは単に「神(アッラー)」と言っている。
以上のことを知っておもしろくなったのだが、このことを書き始めると深みにはまってしまいそうなのでとりあえずはここまで。