金丸座裏手の、ときおり車は通るがひと気の少ない舗装道路をしばらく登って行くと所々で民家にはさまれるように参道へ抜ける道がある。
道路が参道から離れるように左へ曲がって行くところで狭い道を抜けて参道にもどり、たどって来なかった階段を見下ろしてみる。
階段はかなり急である。
そしてこれから登る階段を見上げる。
上に見えるのは大門である。
大門をくぐりさらに登ると右手に書院があるところで突き当たった。
右手は丸山応挙や伊藤若冲の襖絵がある書院である。帰りに寄るとして左に行く。
再び階段を登って行くと大きな建物が現れた。
旭社という建物で、ここから右は登り専用で、正面に下り専用の道があった。
右手の賢木門に向った。
門の前で阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の狛犬が迎えてくれた。
門をくぐるとまたまた階段である。
真横を見ればかなりの傾斜であることがわかる。
やっと本宮に着いた。
右手に奥社への道が見えるが、行く人はほとんどいない。
眺めが良い。
ちょっとした、いや充分に登山である。
本堂にお参りをしたあと、左手の絵馬堂に砂利を踏んで歩いて行く。
なぜか銅製の馬の像がある。
絵馬堂にはたくさんの絵馬があった。
そしてここには堀江謙一さんが太平洋を横断する際に乗った、ソーラーパネルを装備した「モルツマーメイド号」が展示されていた。
ここから別の階段を下っていく。
(その4に続く)