19日に富士見高原病院で受けた両側眼瞼下垂症の手術は部分麻酔で行われた。
だから手術する二人の医師の会話も聞こえていた。
手術はまず両まぶたの麻酔から始まった。
「痛いですけれどがんばってがまんしてくださいね」と医師から言われて覚悟する。
痛い!痛い!思わず身が硬直するが意識して力を抜くと痛さも和らぐ気がする。
そのうちに痛さを感じなくなったのは麻酔が効いてきたのだろう。
手術は若い二人の医師によって行われた。
目はつむっていたが、どうも右まぶたと左まぶたで分担しているようだ。
別々の人がして両まぶたが同じ形に仕上がるのだろうかと心配する。
二人の医師は手術中おしゃべりしている。
補聴器をはずしているので詳しい内容はわからないが職場の愚痴か何かのようだ。
もっと手術に集中してくれよと言いたくなるが、後で看護師の妻に聞くと部分麻酔の
場合は患者をリラックスさせるために色々話をしながら手術をするのだそうだ。
へ~ぇ、そうなの?
やがてメスでも入れるのだろう「痛いですよー」と言われて身を固くして待ち構える。
が、麻酔がよく効いているせいか全く痛さを感じなかった。私は麻酔が効く体質だ。
やがて縫合している感じがする。
「目を開けてくださーい」と言われて開けると医師が指を立てている。
「この指を目で追ってくださーい」といいながら指を左右に動かすのでそれを追う。
今度は上下だ。何度かそれをして「はい、終わりましたー」と言われた。
そのあと車椅子に乗って病室に移動して手術は終わった。