今日は明け方まで降っていた雪もやみ8時過ぎ頃から日も射してきた。
しかしこれは日本海を通過する低気圧から延びる温暖前線が通過した後、
寒冷前線が通過するまでのわずかな時間に現れる晴れ間で、我々登山を
する人間たちからは疑似好天と呼ばれて恐れられている現象である。
この晴れ間にだまされて山での行動を開始すれば、やがてくる寒冷前線の
猛吹雪につかまって身動きできなくなり遭難する。
ここでも風は今は穏やかに南から吹いているが、やがて北風に変わるはずだ。
昼近くなって再び細かい雪が降り出し、次第に激しくなってきた。
いつの間にか南風から変わった北風が屋根の雪を吹き飛ばす。
気温はぐんぐん下がってきた。
3時近くに大泉のKさん宅に用事があって、仕事が休みの妻とプリウスαで出かける。
帰りは5時ごろになったが、気温はすでにー2℃となりメインの道も凍り付いていたので
時速40~50Kmで慎重に走っていく。
途中のカーブでは四輪駆動車が側溝に左半分を落とし、救援の車が来ていた。
しばらく走っていくとずいぶんゆっくりと走るトラックがいる。時速10Kmにもならない。
皆辛抱強くそれについていくがとうとう止まってしまった。
おそらく雪道用のタイヤを装着していないのであろう。
トラックは坂を上りきれずスリップしている。後の車から人が降りて押し始めたが
高齢の私は申し訳ないがその横を先に行かせてもらった。
それに相手はトラック、滑って後退し始めたら後ろにいるのは危険である。
我が家に着いたときはー3℃。それが7時にはー5℃まで下がっていた。