3月10日、曇り、昼から雨、今朝の気温は+10℃。
おととい昨日と、妻と二人で松本を訪れた。
高速道を使えば車で1時間もかからないが、久しぶりに二日続けて時間が
とれる妻が選んだ美ヶ原温泉の宿に一泊してのんびりすることにした。
午前中、富士見で用事を済ませ、小淵沢ICの一つ先の諏訪南ICで高速道に
乗り松本ICの一つ手前の塩尻北ICで降りて有名な蕎麦屋に寄った。
雰囲気はよいのだが、汁の味がちょっと濃いのには二人とも閉口する。
松本市は芸術家、草間彌生の出身地とあって市美術館にはその作品が
常設されている。そしてたまたま訪れた8日は無料で鑑賞できた。
美術館の設計は宮本忠長建築設計事務所。
入り口前にある大きな作品。
自動販売機や缶捨て箱やベンチもごらんのとおり。
そして通りには、白地に赤い水玉模様のバスまで走っていたのだが、
気が付いたときには走り去ったところなので撮れなかった。
草間彌生の作品には、当初はなにこれ?という思いを抱いたが、数多く見る
うちに面白く、そして感動を覚えるようになった。
これぞ草間マジック?
美術館のレストランでコーヒーを飲みながらゆっくり休んだのち、宿近くにある
民芸館に寄る。
館内で興味を引いたのはこの像。
脱衣婆(だつえば)といって、三途の川で死者の衣をはぎ取って木の上にいる
懸衣翁(けんいおう)に渡し、枝のたわみで生前の罪の軽重を計るといわれる。
季節がらお雛様もいくつか展示してあった。
15時に宿に着いて源泉かけ流しの湯船で疲れをとり、妻が調べただけあって
次々と出てくるおいしい料理に満腹する。