5月21日、雨。今朝の気温は8℃。
遊歩道の山桜は満開となった。
さて、昨日の朝日新聞の一面トップ記事である。
福島原発事故で陣頭指揮を行った吉田所長(2013年死去)の、政府事故調査・
検証委員会の調べに答えた聴取結果書を入手したとのこと。
それによると、事故直後、吉田所長は、所員に第一原発内の高線量でない場所へ
避難し、待機するように命令したにもかかわらず、9割の所員たちが第一原発を
離れ、バスで10Km以上離れた第二原発に避難した。その中には事故対応を
指示するはずの部課長級の社員もいたとのこと。
そのためにその後の事故対応が遅れた可能性が高いと報じている。
この事実を国も東電も今もって公表していない。
このような無責任な体質を放置したまま他の原発を再稼働しようとしているのか。
いや各電力会社ともこの教訓をもとに、現在はきちんと対応しているというならば
全てを公表し、現在どのような対応をとるようにしているのかを公表すべきであろう。
最初に公表しなかったので、その後の対応も公表できないと考えるのは間違って
いるのではないか。
今、新緑美しい小淵沢からみていると、国際情勢でも国内情勢でも、政治家とか
指導者と称する人たちのしていることは、この地球上に人として存在するに値する
ものなのかという思いである。
目先のことだけを考えて地球全体のことには目がいかないというならばいい場所が
ある。一度国際宇宙ステーションに行って外から地球を眺めてみてはどうだろうか。