7月25日、晴れ。
少し前になるが、22日の夕方、近くにあるレストラン、キースプリングで
大橋純子のリサイタルがあった。
100名ほどが入る広さだが、もう4回目になるらしい。今まで知らなかったのは
ポスターもなにもなく、地区を通じて各戸に知らせていたかららしい。
我が家には近くで季節料理のレストランを営むMさんが話を持って来た。
つまり4年目にしてやっとこの地区の一員になれたということか。
大橋純子の歌は40年近く前、武道館で開かれていた東京音楽祭で
聴いて以来である。
歌唱力がある歌手(本来はあたりまえ)なので、妻と二人で申し込んだ。
当日、歩いて行っても10分ほどなのだが、やはり車で行った。停める
ところに不自由しないように軽のハスラーで行ったのだが正解だった。
幸い駐車場の端に、小さな車の利点を生かして停めることができた。
すでに中は満員である。田舎といってもこのあたりの住人たちは
移住者がほとんどで、かつては都会の空気の中で生活していた
人たちだからであろう。
大橋純子はツアーで全国を訪れているようだが、その機材とメンバー
にはびっくり。本人のほかに女性のボーカル二人、ドラマー、ギター、
キーボード、サックス、音響の技術者3人など10人近くのメンバーなのだ。
それに音響の機械もかなり大きい。このメンバーたちは生活できているの
かしらなどと、決して高くないチケット代なのでつい心配してしまう。
もう60歳半ばではあるが伴奏や音響の効果もあってか会話をはさみ
ながら迫力ある歌を次々と披露していく。
実は難聴になった私には正確には聴き取れないのだが、雰囲気はよく
伝わってくる。
小淵沢で大橋純子の生の歌が聴けるとは思わなかった。