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8月6日、曇りときどき薄日。
今日は広島に原爆が投下されて70年目の夏だ。原爆のことを話すと アメリカ人はパールハーバーを持ち出す人が多いらしい。 けれどそのときの日本軍がホノルル市民の上に爆弾を投下したとは 聞いていない。非戦闘員を皆殺しにしたのは犯罪行為だ。 最も日本軍も中国の重慶などを爆撃したのだから大きなことは言えない。 2日に、我が家を建てた工務店の社長さんから身曾岐神社の薪能の券が 2枚あるがどうだろうかとの電話があった。社長も客からいただいたのだが 急に行けなくなったらしい。ありがたくちょうだいすることにした。 ということで3日の夕方二人で出かけた。以前何回か行ったことがあるが、 周辺の車の混雑がいやでしばらく行かなかった。 案の定、警備員の駐車場の案内が適切ではなく、ぐるぐる回ったあげく 最も遠い場所に停めるはめになってしまった。池の中に建てられた能舞台の 対岸に並べられた椅子にはすでにたくさんの人たちが座っていた。、 ただ全席が指定なのであわてることはない。 私たちの席は舞台の真正面で、前が通路用に空いている列の席だったので よかった。 観客は1400人とのこと。車で、あるいは宿が用意したバスで、電車で来た 人たちは小淵沢駅からタクシーでと東京を初め遠方から来た人たちも多い。 いつものように宮司が舞台から弓に矢をつがえる真似をして上空や池を射る 神事を行ったあと評論家である増田氏の、演じられる内容についての解説が 続く。この方の解説はいつもとてもわかりやすくておもしろい。 最初は能の「天鼓」である。観世が演じることが多かったこの薪能で珍しく 宝生流宗家の宝生和英(かずふさ)氏が天鼓の亡霊と天鼓の老父を演じる。 生まれたときに妙なる音を発する鼓が天から降りて来た少年が、帝に鼓を 献上するようにとの命をこばみ、呂水に沈められる。しかしその後鼓は誰が 打っても音がでず、とうとう少年の老父が呼び出される。悲しみにくれていた 父親が打つと鼓は妙なる音を発した。そこで帝は水辺での少年の音楽葬を 命じる。水から浮かびあがった少年の亡霊は鼓との再会を喜んで舞い遊び、 やがて夜明けの光の中に消えていく。 この能の途中から雷が鳴り雨が降り出した。観客には受付で雨具が渡されて いたので皆それを身につけての観劇となった。雷鳴がとどろく中で演じられる 能を雨に当たりながら鑑賞するのも、また趣きがあっていいものだった。 狂言は野村萬斎の大名、その子の裕基が演じる太郎冠者などによる「墨塗」。 都に上った大名は女を囲う。さて帰国にとなり、女はさめざめと泣くふりをして 器の水を目につけている。手切れ金を少しでも多くもらおうという魂胆である。 そこで家来の太郎冠者はその器を墨が入ったものと秘かにすりかえる。 それを知らずに女は泣く真似をしながらひたすら墨を目の下に塗りつける。 大名は自分と思ってこれを見てくれと手鏡を女に渡す。女は墨だらけになった 己の顔を見て驚くという内容である。女を演じたのは深田博治氏。 だんだんと墨だらけになる女の顔に観客たちは大笑い。楽しかった。 いつしか雨も小降りになったが、ほとんどの人たちは空気も冷えてきたので そのまま雨具を着て見続けている。 ここで神職による篝火(かがりび)点火の儀が行われた。 薄暗くなったあたりの森が、左右4ヶ所に設けられた篝火で照らし出される。 最後の能は「船弁慶」。 兄頼朝にうとまれて舟で逃れようとする義経一行に静御前が追い付く。 だが同伴を拒む弁慶の諫めで、船宿での別れの宴で舞う静。 野村萬斎が持つ、白い輪郭だけの舟に義経や弁慶が乗り沖へと漕ぎ出して 行く。そこに現れたのは義経によって滅ぼされた平一族の知盛の亡霊である。 必死に祈る弁慶との闘い。この知盛と静を演じるのは辰巳満次郎氏。 創作能にも活躍する重鎮とのこと。宝生流の霊怪士(あやかし)の面をつけての 演技はさすがに迫力がある。平知盛の亡霊が橋がかりを去って行き、その あとに義経や弁慶が去り、謡やお囃子、後見の人たちも右手の切戸口から 消えて、空になった能舞台に観客からの拍手が響く。ここで未練がましく カーテンコールなどがないのが良いところだ。 さて急ごう。神社の前の道路は帰ろうとする車と、迎えに来たバスやタクシーと 人ごみでごったがえしている。整備員が大忙しだ。 我々の車は遠いところの駐車場、つまり神社から離れたところに停めたので 比較的スムーズにメイン道路に出て帰ることができた。
by amanojakusan
| 2015-08-06 15:46
| 小淵沢の生活
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