8月20日、雨のち晴れ。
17日に開田高原に行く途中で中山道の宿場、奈良井宿に寄った。
伊那ICから西へ行く道を走り、長い権兵衛トンネル、番所トンネルを
抜けたあと、右折してダム湖に沿った近道を走り、中山道に出て奈良井宿の、
奈良井川対岸にある小さな駐車場に車を停める。
そばに大きな太鼓橋があり、川を渡ることができる。
対岸にあrったトイレもこんな感じでできていた。
しばらく中央線沿いの道を北に歩くと地下道があり、宿場側に行くことができる。
あいにく雨が降っていたが、雲に覆われて煙る山々に囲まれた宿場の
風景は、また趣きがある。
私たち二人は、まだ結婚前に建築家や工芸家たちとの旅行でここを訪れ
宿場の中ほどにある宿に泊まった。25年前の話である。
妻は最初そうだっけと言っていたが、街並を歩くうちに思い出したようで、
泊まった宿も正しく覚えていた。
道の途中には水場もある。
この先の踏切を渡り、線路沿いの道を歩いてもどり、太鼓橋の少し先の
古民家風のカフェで「100年前のカレー」を食べる。甘口のカレーである。
落ち着いた雰囲気の店なので食後のコーヒーを飲みながらゆっくりと休んだ。
店の外には軽便鉄道の車両があった。
この車両がどういうものなのかは聞いてこなかった。
このあと中山道を南下して木曽街道に入り開田高原に向かった。