島根県で崖から落ちてきた直径1mほどの岩が道を走っていた乗用車に
当たり、助手席に乗っていた方が亡くなるという事故があった。
岩が落ちてきた原因は、風に揺れる木の根元が緩んだため、たまたま
そこにあった岩が落ちてきたらしいということだった。
実は登山口に向かう際に歩いたり、車で走ったりする林道ではこれは
ことさら珍しいことではない。見上げるといつ落ちてもおかしくないような
岩はいくらでもあるし、大きな岩が道の真ん中に落ちていることもある。
だから崖下を延びる林道を歩くときにはいつ落石があるかわからない
ので、常に逃げ方を頭の中に描いておく。また車で走るときにもあまり
スピードを出してはいけない。カーブの先に岩が落ちていることなど
よくあることだ。
それに岩だけではない。木の枝だって落ちてくる。ここ小淵沢の今日は
けっこう風が強く吹いている。ときどき我が家の屋根にもコナラの枝が
落ちる音がする。遊歩道などには大きな枝がいたるところに落ちている。
そんなのに頭を直撃されたらきわめて危険だ。
林道でもそういう危険はいつもつきまとう。
はっきりいって、私は林道を歩くときにはいつも緊張している。