5月17日、雨。今朝の気温は13℃。
予報では今日は朝から雨。しかし静かだ。我が家で寝るときには補聴器を
はずしている。
補聴器をつけた途端に屋根を打つ激しい雨音が聞こえてきた。
15日のピアノ発表会のリハーサルは、やはりうまくいかなかった。
舞台に上がってグランドピアノの前に座ったが、暗譜でもなんとか弾ける
と思っていた部分も、もののみごとに忘れていた。
私が弾くのは、ビゼー作曲の組曲アルルの女のメヌエットの冒頭部分を
24小節に短くまとめたものだが、最初の10小節はとにかく弾けると
思っていた。ただ3小節目の左手の伴奏で間違えたようで、そのあとは
右手も動かなくなった。
弾けると思っていたのは、頭で注意していたからだ。我が家での練習の
ときには、ここはこうだぞと頭で覚えていたからなんとか弾けていたのだ。
ところが舞台上ではそんなものは全く役にたたない。指が勝手に弾ける
ようになるまで練習をしなくてはならないというあたりまえのことを改めて
認識する結果になった。
さてさて気分を一新しよう。こういうときには一日山を歩いてくるのが一番
なのだが、あいにく毎日何かの用事がある。そしてこの雨である。
せいぜい犬のはるかとの1時間ほどの散歩でがまんするしかないようだ。