11月27日、晴れ。今朝の気温は+1℃。
先週24日、妻と上野の東京国立博物館で開かれている運慶展に行って
来た。会場に着いたのは1時過ぎ。まず当日券を買うために並ぶが
自動券売機のせいか並んだ割にはすぐに購入できた。
その券を持って平成館に行くと長蛇の列である。混雑を避けるために
入館者を制限しているようで、入館まで60分ということだったが
ほぼ1時間後に入館できた。ロッカーにコートやジャケットを預け
妻とは3時半にこの場で待ち合わせということにして私は2階に昇り
チケットを切ってもらい520円で音声ガイドを借りて中に入った。
音声ガイドの説明を聞きながら、運慶の父康慶の作、そして運慶の作、
さらに子の湛慶などの作を観て回った。
東大寺や興福寺で観た腰をちょっと曲げた力強い像もさることながら
静かに座っている阿弥陀如来像からも迫力が感じられ、運慶の力量に、
300年後にイタリアで活躍したミケランジェロをも凌ぐのではないかと
私は思った。そして父の康慶、子の湛慶の作品からも迫力が感じられ、
親子3代の並々ならぬ力量の作品はいつまで観ていても飽きることが
ない。日本全国に散らばって存在している像を一堂に会して観られた
のは大変幸せであった。
3時に妻と落ち合い会場をあとにして新宿の高速バスターミナルに
むかった。