7日、昨年9月に入会した「おいらく山岳会(OMC)」の山行がありましたので参加してみました。この会は40歳以上で入会資格がある50年の歴史を持つ会で、毎月難易別に多くの山行が計画されており、自分にあったものが選択できます。今回は箱根の北にある明神ヶ岳から明星ヶ岳を歩く山行に参加しました。
登戸で指定された小田急線の電車の車両に乗ると車内には何人かの登山姿の中高年が乗っています。新松田駅に皆集合、男7人、女15人の総勢22人です。最高齢は80歳の女性です。こんなに多人数で歩くのは初めての私はやや戸惑い気味でした。皆さんお互いに顔見知りの方々が多くあちこちで挨拶が交わされています。
リーダーによる参加者の確認のあとタクシーに分乗して登山口の最乗寺に向かいました。最乗寺は大きなお寺です。
名前の確認のあとそれぞれストレッチをして8時45分に出発、門をくぐり大きな赤い高下駄の横を歩いていきます。私は最後部のリーダーのすぐ前を歩くことにしました。
山道に入ると道端に12体の小さな仏様が並んでいます。
9時15分、林道に出て小休止、暑くなったので皆衣類の調整です。私はもともと厚着はしていないのでただ腕をまくるだけで体温調整をします。
9時50分に見晴小屋という小さな避難小屋前に着きました。休憩なので自分で作ったむすびを食べお茶を飲みチーズカマボコを食べているともう出発です。休憩時間が短いのにはびっくりしました。ペースがゆっくりなのでこのくらいでないと行程がはかどらないのでしょう。
リフトの鉄塔の残骸が現れ、木々が伐採された斜面に雪も現れましたがそれほど多くはありません。リーダーの話ではこの時期は一面の雪原のはずなのだそうです。
途中の水場、神明水も水は一筋流れている程度でした。
凍った雪の残る道を慎重に歩いて11時30分、1169mの明神ヶ岳に着きました。吹く風が寒く、皆風の来ない場所で休憩です。
明神ヶ岳を12時に出発、防火用に木々を伐採した尾根を明星ヶ岳に向かいました。
途中で一回休んで13時30分、明星ヶ岳(924m)に着きました。と言っても平らな道の横に三角点があったので頂上とわかりました。
後ろの樹林に碑が立っています。インターネットでは頂上の写真としてこれが載っていたので見晴らしの利かない所と思っていたのですが頂上は明るく開けた場所です。
少しの休憩の後、広い尾根を下って行きます。途中に羽を広げた鷲のような形をした木がありました。
14時40分、アスファルト道に下り北に向かって歩きます。車が割合多く注意が必要です。実はこの道を私も昔国道が渋滞していたときに利用したことがあります。
10分ほどで塔ノ峰の登山口に着きました。遅れている80歳の女性とリーダーたちを10分ほど待って出発しました。15時5分塔ノ峰に到着、休憩の後急な下りをたどります。
15時55分、阿弥陀寺に着きました。木の皮で組んだ塀が続きます。
屋根を太い竹で葺いた小さな門がありました。
山懐に包まれた阿弥陀寺です。塔ノ沢で療養中に亡くなった皇女和宮ゆかりの寺なのだそうです。
コンクリートの道を下って16時30分、箱根湯本駅の上の広場で解散しました。