今日、川崎市にある小規模多機能型居宅介護施設「ひつじ雲」を見学させてもらった。かよいを原則とした地域密着型の老人介護施設だ。
ごらんのように普通の家を借りて活動をしている。立派な施設よりもこの方がお年寄りには訪れやすいとのこと。また、職員が迎えに行ったり送ったりしてお年寄りと一緒に歩くので、地域の方の理解も深まり協力が得られるということを理事長の方からうかがった。
そして住宅を設計する上で重要なことを知った。階段に取り付ける椅子式の昇降機はお年寄りには不評で、特に認知症の方は拒否するとのこと。この施設でも取り付けてあったが、一度使用しただけだとのこと。リフト型の昇降機のほうが好評とのことだった。
ちょうど14,5人のお年寄りたちが皆で歌を歌っていた。プライバシーのこともあり、写真は撮らなかった。
帰りに見た空にはひつじ雲が・・・とはいかない。