夜勤を終えて寝ていた妻が9時ごろ起きてきて買い物に行こうという。「何買うの?」と問えば、お飾り、お花、スルメ、サツマイモ、みかん・・・・。ついでに私も新しい手帳を買わなきゃ。そして山荘用のラジカセも。
山荘ではテレビよりもラジオが欲しい。聴きながら色々なことができるし、ラジオの情報量は生活の中ではちょうどよいような気がする。テレビはやや情報過多だ。
川崎と蒲田で買い物をし、矢口渡(やぐちのわたし)駅の踏み切り際にある、おいしいと評判の八百屋さんでみかん5キロを箱ごと買って帰宅。
帰宅すると栗きんとんと松前漬け作りを手伝わされた。サツマイモの皮をむいて輪切りにし、くちなしの実を入れた袋と一緒にゆでる。くちなしから出た色で黄色くゆで上がったサツマイモを押しつぶし、栗の甘露煮とか水あめとかを加えてさらに混ぜて栗きんとんのできあがり。
「気(キ)を抜いて作ったらクリントンだね」と言ったが妻は笑わなかった。
さて次は松前漬け作り。スルメをハサミで細く短く切る仕事をする。醤油大さじ4杯、酒大さじ4杯、みりん大さじ2杯・・・・、言われた通りに作って先ほどのスルメを加えた具が入ったポリ袋に入れる。薄皮をむいた数の子はお酒をくぐらせた後甘酒に漬ける。ただいま双方とも冷蔵庫で就寝中。
台所にはすでにおいしくふっくらとゆでた黒豆、お煮しめ、フロフキ大根などができあがっていた。
妻の秋田の実家からはつきたてのお餅、糀漬けのハタハタやイカなどが送られてきている。玄関にお花を飾り、扉の外にお飾りをつけて我が家の正月の準備はできあがった。