今回の大雪山系の遭難で旅行社が家宅捜索を受けたが、防寒対策などは本来は登山参加者それぞれがするべきことである。
しかし参加者には連れてってもらうという意識があるらしい。というのは、ツアーに出会ったときに参加者に「どちらから登ってこられたのですか?」と声をかけたことがあるが、まともに答えられないのにびっくりした。こんな他人まかせの登山をくりかえしていてはいくら参加回数が多いといってもいつまでも初心者の域をでることはないだろう。
だから今回の登山への旅行社の参加基準が「過去にツアーに参加したことがある」だけでは甘すぎる。また、注意として防寒着の用意をあげているがあいまいである。だから防寒着も持参しない参加者がいたようだ。具体的に指摘する必要があった。
参加者には手取り足取りの注意を必要とするレベルの人間も混じっていたようだ。2泊3日の避難小屋利用の縦走といえばビッグな登山である。旅行社も参加者もあまりにも甘すぎる。