小淵沢の山荘に行く途中で、いつもの通りAさん宅で奥様手作りのパンを受け取りに寄る。Aさんは裏で薪割り中。
このように斧を振り下ろすときに腰を落とさないと空振りしたときに自分の足の方に刃が来て危険なのだそうだ。それと腰を痛めないためでもあるとのこと。
なるほど~。Aさんはこちらに来て2年目、永住を考えている私にとってはよき先輩になった。
越冬にそなえている薪の量は後ろに見える棚の裏側とほかにもある。これだけの準備が必要なのだ。
1時半に山荘に着く。気温2度。小雪がちらついている。強い冬型の気圧配置のため北に見える八ヶ岳もずっぽりと雪雲の中。
南の甲斐駒ケ岳は完全に隠れている。
日も暮れてきて外は寒々とした景色に変わっていった。
だが、部屋の中は基礎地盤にサーマスラブで夜間に蓄熱されているので14度と暖かい。
けれどももう少し暖かさが欲しいのでストーブを焚いた。
1時間ほどで21度まで上がった。すぐに暖まるのが小さな山荘の良さである。