私は以前から高速道路の無料化に賛成してきた。
しかし真意は高速道路の無料化が目的ではなく高速道路を一般道のバイパスと位置づけることである。
だから今あるサービスエリアやパーキングエリアを通って自由に一般道から出入りできるようにすべきである。
そのことで既存のサービスエリアやパーキングエリアは道の駅の役割をし、その地域とも密接な関係を持つことになる。
また現在の高速道と一般道が密接につながることで多様な交通網ができて流通経済や地方経済を活性化させるであろう。
それだけではなく現在国道などの一般道を我が物顔に走っている自動車の多くをバイパスに誘導することで通過車両が減った国道沿いの居住者は今よりも平穏な生活をとりもどすことができるであろう。
以上のことを考えて高速道路無料化に賛成しているのであり、かつてこのブログにも書いたことがある。
今朝の東京新聞の投書欄に「国立て直す高速無料化」という題で埼玉県の亀谷氏の投書が載っていた。
氏によれば、高速道路無料化を提唱した山崎養世氏は社会変革の基盤づくりとして考えたのだとのこと。
亀谷氏によると、「無料化され、料金所のない出入り口をいっぱい造ることで一般道路と密接に結ばれる。そのとき、真の生活道路が出来上がる。それを触媒として社会が変化していく。生活基盤をつくり直すことで、閉塞した地方経済の活性化を図ろう・・・」と山崎氏は考えたのだそうだ。
言葉は違うが私の考えとかなり共通した部分がある。
高速道路無料化というと、今のままの高速道を単に無料にするという単純な考え方をしている人たちが多いが、一般道をも含めた多様な交通網を造ろうということなのであり、政府もそういう観点から政策を進めるべきである。