今日未明のサッカー女子ワールドカップドイツ大会でなでしこジャパンがPK戦の末アメリカに勝ち優勝!
詳しい試合内容は私が書くまでもなく、テレビや新聞が報じるだろう。
アメリカは早々から猛攻撃をしかけてきた。早いうちに先制点をとって日本の戦意をくじこうというねらいらしい。
実は私が恐れていたのは日本がそういう状態になるのではということだった。
日本は決勝戦という大舞台は初めてである。華やかなセレモニー。大歓声をあげる満員の観衆。
気分が舞い上がってしまいペースを上げてしまわなければよいがと思った。
ところがアメリカが猛攻撃をしかけてきたので防戦一方の展開となり、むしろそれがよい方向に作用したのではないか。
一方アメリカはシュートを連発するが、GK海堀を初めとする日本選手の好守やそして不運もあって前半を0対0で終わった。
攻撃が報われなかったアメリカの精神的疲労感、そして肉体的疲労は決して小さなものではない。
それでも後半先制点をあげるが攻守に前半のようなスピードはない。結局日本も1点を入れて延長戦になる。
再びアメリカは猛攻撃をしかける。延長戦は前後半あわせて30分と短い。この作戦は今度は有効かもしれない。アメリカは前半終了間際に1点を入れて有利になった。
しかしあまりにも飛ばし過ぎた。疲労から動きが鈍く、逆に日本のチャンスが目立つ。
結局日本も1点を入れてPK戦になったが、このときの両軍の精神状態はあきらかに違っただろう。
ここまでなんとか来られたという日本と、PK戦まで来てしまったと思うアメリカでは精神的な疲労感が違う。
それがPK戦の結果に現れたのではないかと思う。