午後から我家から2Kmほどのところにあるフィリア美術館へ妻と行く。
ここは小さな美術館なのだが
版画作品が展示してある部屋の正面に立派なパイプオルガンが据えられている。
このパイプオルガンは、私の中学の同期で小淵沢に工房を持つ草刈君が製作したものである。
草刈君が製作したオルガンは長坂の清春芸術村にあるルオー記念館や都内の滝野川教会など
各地にある。
ここで震災と津波で被害を受けた石巻市にある、やはりパイプオルガンが設置されている
文化施設の復興と音楽事業費を支援するための音楽会が3時から開かれる。
演奏者はイタリアから震災支援に来日した音楽院教授でもあるマウリツィオ・クロチ氏。
妻は今日の受付担当とともに、募金集めのためのマフィンとクッキーを昨日作っていた。
曲目はガブリエリ、フレスコバルディ、ベーム、カウフマン、フィッシャー、フィオロー二など私には
なじみがないか名を知っている程度の作曲家と、大変有名なヨハン・セバスチャン・バッハとその
息子のヨハン・クリスチャン・バッハのオルガン曲であった。
実は耳が悪くなってから曲を正確にはとらえられなくなっているいるので余計わからないのだが、
雰囲気を楽しむことにしている。
来場者は我々関係者を除いて66人と満席だった。
音楽会の模様は夕方6時からのテレビの地方ニュースで紹介された。
満席の客席も放映されていた。
よく見ると私も映っているのだが。(笑)
(写真掲載はフィリア美術館の了承済み)