12月28日、曇り、今朝の気温ー7℃。
数十年前に万年筆を買った。その店で制作しているオリジナル製品である。
この万年筆はちょっと変わっていて、インクを入れるときには軸頭部をはずしてスポイトで
流し込む。
使うときには軸尻部を半回しする。写真でキャップをかぶせた軸尻部に少し隙間があるのは
そのためである。
万年筆を使うのは主に手紙を書くときであった。しかし最近はメールでのやりとりが多くなり
手紙を書くことはほとんどなく、もっぱら年に1度の年賀状の宛て名書きに使用している。
今ではミリペンや筆ペンのような優れた筆記具で書いたりパソコンでの印刷もできるのだが
年賀状の宛て名書きだけはこの万年筆で1枚1枚書くことにこだわっている。
だから年賀状書きがなかなかはかどらず、毎年妻にあきれられている。
以前は200枚以上書いていたが、最近は100枚以内に抑えている。
それでも遅々として進まず、投函するのが年末ギリギリとなり、先方に届くのは4日か5日に
なることが多い。
都内に住んでいたときには夜中まで開いている集配局に設けられた年賀状専用の箱に直接
入れていたが、ここ小淵沢では一日1回、夕方に集められるポストに入れることになるので、
ますます遅くなるだろう。
遅く着くのは郵便局のせいのような言い方だが、要するに早くから書けばいいことはわかって
いるのだが。