我が家のキッチン流しに使用しているTOTOの水栓である。
水栓の元から吐水口までカーブを描いて先端がさがっている。
元の方にレバーがあり、これをひねることでお湯と水、あるいはそれを混ぜて
使用する。そしてこのレバーを倒せば吐水がとまる。
吐水口先端の黒い部分を回せば注水とシャワーに使い分けることができる。
また、先端に近い部分が太くなっているのはこの部分が引き出せるようになって
いるからである。だからシンクが大きくても隅々まで湯水が届く。
この水栓の最も特徴的なのは蛇口に近い部分にある円筒形のボタンの存在
である。
元にあるレバーをおこして湯水が出ている状態でこのボタンを押せば湯水が
止まり、もう一度押せばまた出る。
濡れた手で元のレバーを操作する必要がないので水栓設置部を濡らすことが
ないし、何か持っていても手の甲を使って湯水を出したり止めたりできる。
その上手軽に湯水を出したり止めたりできるので給水量の節約にもなる。
この水栓は我が家だけではなく、私が近年設計した住宅に使っている。