昼前に、妻がはるかとよく行くという、別荘脇の草地まで二人と一匹で
散歩した。
そこは犬のためにその別荘の住人が、敷地を開放している場所だった。
草地は日当たりが良く、隅の木陰には飼い主用のベンチまであった。
いつもは何匹もの犬がいるらしいが、今日は平日で別荘の人たちが
来ていないせいか、我々だけで独り占めした。
早速はるかのリードをはずすと妻を追って元気よく走り始めた。
ころがっているテニスボールを投げると、一目散に走って行き、くわえて
走って戻ってくる。そんなことを何回か繰り返していると、こちらは走っても
いないのになんだか疲れてきたので、20分ほど過ごして家路についた。