3月14日、曇り。今朝の気温はー1℃。
今日、北陸新幹線が開業した。北陸に出かけてみようという人も多いだろう。
そのときに是非訪ねてもらいたいのが高岡の瑞龍寺である。
海外の建築家などの見学も多い、北陸で唯一の国宝のお寺なのだ。
なにが素晴らしいかというと、まず伽藍を囲む回廊の縦横の比率が絶妙
なのだ。
この回廊で囲まれた広さを称賛する人たちは多い。
そして縦一列に配置された山門、仏殿、法堂(はっとう)の大きさのバランスが
よい。
しかもその一つ一つの姿が、大きな建物ではないにもかかわらず雄大である。
真ん中の仏殿の屋根だけがにぶい銀色なのは鉛瓦だからだ。鉛瓦は金沢城
にも使われている。理由は諸説あるが、焼き物の瓦では冬の寒さに耐えられ
ないからだと言われている。鉛瓦といっても全て鉛ではなく、木型を鉛で覆い
軽量化している。
ご住職はまだ確か40代、もしお見かけしたら話しかけてみると時間があれば
色々と説明をしてくださるだろう。