3月8日、晴れ。今朝の気温は7℃。
夜に雨が降ったのか、雨上がりの暖かい朝だ。
さて2月25、26日に、いつもの4家族で海野宿と小諸を旅してきたことを
27日のブログで書き始め、その続きを書き足したことを5日のブログで
お知らせしたのだがわかりにくかったようだ。そこで今日のブログでさらに
その続きを書こうと思う。
小諸の街を散策したあと、この日の宿、中棚荘に向かった。中棚荘は
小諸城址の南に下ったところにあり、ほぼ千曲川の河川敷に近い
崖にへばりついたように建つ宿である。
ここの温泉には、かつて島崎藤村が足しげく通ったのだそうである。
藤村が宿泊した部屋がある古くからの大正館、洗面所、トイレは部屋の外に
ある。新しい平成館、こちらは部屋にトイレと内風呂があるらしい。
そして伊藤深水ゆかりの江戸時代の建物を移築した料亭、はりこし亭。
この3棟と平成館からさらに外の石段を登ったところにある浴室などで構成
されている宿である。
我々の部屋は、受付ロビーがある平成館から一旦表に出て石畳を歩き昔の
趣きがある大正館にとってあった。入り口は2階にある。Kさん夫妻だけは2階で
あとの3家族は階段で下りる。下りた順に手前の部屋から入って行ったので、
最後に下りた私たち夫婦は一番奥の部屋になった。そこは角部屋で、入ると
まず6帖があり、その奥に3帖間があって炬燵が置いてある。
3畳間の2面が窓になっており、いずれも眺めがいい。当然6帖間も一面が
窓である。暖房はエアコンと電気ヒーターであった。電気ヒーターは歩いて来た
廊下にも置いてあった。
(またまた続く)