8月5日、晴れ。今朝の気温は20℃。
梅雨は本当に明けたようだ。夏の日が続く。ここ標高1070mの場所でも
最近の夏の昼間は扇風機が必要である。
7月20日のブログでは2003年の南アルプス深南部の山旅を紹介したが、
2004年の、易老岳から光岳、信濃俣岳、大無間、小無間を経て井川ダム
上流の田代に下山した、11月20日から25日までの6日間の山行をご報告
したい。私が62歳のときの山旅である。もちろん山小屋などほとんどない
から、テント、食糧、水を背負っての山行である。メンバーは最高齢の
Fさん(74歳)、テントを背負って写真を撮り続けたKさん、自分の一人用
テントも背負って歩いた女性のHさん、そして私の4人である。
まず11月19日に新宿からの高速バスで飯田まで行き、簡易宿泊所で一泊
した。
翌20日早朝の飯田線でさらに南にある平岡駅まで行く。7時45分着。
予約しておいたタクシーで易老岳登山口の易老渡(いろうど)まで荒れた
林道を1時間ほど走り9時前に到着。
前方右に見える橋が易老岳への登山道の始まりである。平岡駅からの
タクシー代は12060円だった。
荷物を背負い、登山届を左にあるポストに入れて9時20分に出発する。
これから6日間の山旅の始まりである。
急な登りが続く。
12時に面平に着く。ほぼ平らな場所で休むのにふさわしい。
面平から20分登った場所で20分休み再び急な登りをたどる。
この先でとんでもないことに遭遇した。
いったいどこを行けばよいのだ。
おびただしい木々が倒れており、完全に行く手を遮っている。折れた
ところが新しいことから最近の台風などでやられたらしい。
この場所の通過でだいぶ時間をかけてしまった。易老岳までは無理だ。
暗くなってきたので手前のピークで幕営と決める。
重たい思いで担ぎ上げた食糧を贅沢に使う。
明日からの荷物を少しでも軽くしよう。
(8月10日のブログに続く)