滝子山のコイワカガミはそろそろ咲いたのではないかとの判断で、仲間6人と立川発6時43分の甲府行き電車の最後部車両を集合場所として出かけました。皆それぞれ最寄駅から乗車、高尾で全員そろいました。年に一度のコイワカガミたちとの対面の山行です。
笹子駅で下車、8時に歩き始めました。途中の小さな店で何人かが笹子餅を行動食として購入。江戸時代から続く名物で大変おいしいお餅です。
寂しょう尾根を登って行くとヤマツツジがまず出迎えてくれました。
小淵沢の遊歩道のヤマツツジは咲いたかなーとちょっぴり気になります。
そしていつもの大きなブナの樹の元で休憩。
この尾根には数ヶ所岩場があります。それほどむずかしくはありませんが、雨上がりなどで濡れていると滑りやすく、左は深い谷なので、たまに転落死亡事故が起こっています。
岩の上部あたりからそろそろコイワカガミが現れてきました。
しかしまだ蕾が多く、あたりが花に埋まる状態には一週間早かったかなという感じです。それでも皆少しでも良い写真を撮ろうと、少ない花を探し回っていました。
さらに登るとヤシオツツジが咲いていました。小淵沢あたりでは4月に咲いてましたから高度を上げたことで季節を一ヶ月もどったことになります。
およそ1600mの高さの頂上からは霞んではいますが正面に富士山が見えました。
あれ!滝子山の高さは地図によると1590.3mですよという人がいるかもしれませんが、この山の三角点は頂上から東に下った低い場所にあります。
このあと大谷ヶ丸(1644m)を周って曲り沢峠の先から景徳院に向かいました。新緑がきれいです。
景徳院の山門です。
景徳院は、織田・徳川連合軍に攻め込まれて追われた武田勝頼夫妻と息子の信勝が自害した場所に、その四ヶ月後に勝頼たちの菩提を弔うために家康によって建てられたお寺です。夫妻と信勝、そして殉死した家臣の墓や多くの古戦場が残っています。
甲斐大和駅から高尾行きの電車に乗り、高尾で打ち上げ宴会?をしてそれぞれ帰途につきました。
笹子駅8.00-寂しょう尾根登山口8.40~.55-滝子山12.20~.50-大谷ヶ丸14.05~.15-曲り沢峠15.20~.30-景徳院16.20~.30-甲斐大和駅17.00