誤解をされないためにもう一つ書いておくことがある。
京都旅行の最後の日にTさんが設計した自邸を訪れた。3層の空間がつながっている家だった。
床暖房が入っているとはいえ冬の寒さに耐えるには断熱が重要なので聞いて見た。答えは吹きつけウレタンの上に石膏ボードGL工法とのこと。
それを聞いて一瞬絶句したのだが、同行のMさんは私がGL工法を知らないと思って解説してくれた。こんな一般的な工法を私が知らないわけはないでしょう。京都旅行をした人でこのブログを読まれている方は認識の訂正を願います。
私が絶句したのはまず、吹きつけウレタンはコンクリートの内側に施工する断熱材として広く使われているが、私の経験では耐久性に乏しいということ。異論もあるだろうが私は使っていない。
次に石膏ボードGL工法は、モルタルを団子状にしてコンクリートや断熱材につけ石膏ボードを貼っていく方法。壁の中に2~3cmの空隙ができる。
この工法の欠点は壁の中に結露を生じさせることがあること。吹きつけウレタンが劣化してなくなったら必ず結露して床か床下が常にビショビショになることは避けられない。
つまりそれらを思って言おうか言うまいか一瞬迷って絶句したのだが。