昨日、銀座にある補聴器の会社に補聴器のメンテナンスと調整に行ったら同じビルに絵本喫茶なるものができていた。
時間つぶしに入ろうとしたら、黒いメード服の女性がロウソク(電灯)を片手に迎えてくれた。
室内の壁はずらっと本棚。全部絵本である。彼女が「個室もありますが」と言って本棚をずらすと小さな部屋が現れた。しかし遠慮して真ん中に延びている長いテーブルにつく。
飲み物はチョコレート付きで千円を越すが1時間いられる。食事をとると2時間いられるのだそうだ。客は私以外は女性二人だけ、と思ったら本棚が動いて先ほどとは別の個室から女性客が現れた。
さて、外国の絵本は原書と訳本が並んでいる。手にとってながめてみると楽しい。大きな本を手にとって読んでみる。
生まれた瞬間に大きくなってあらゆる知識を持っているが、年をとるに従って体が小さくなっていき知識も少なくなり、やがて消えてしまう人の世界の話。
現実を逆に考えてみると色々な物語ができそうだ。
紅茶を飲みながらふと正面の本棚をみると「不思議な絵」という本が目にとまった。しかしもう時間がない。次はあの本を読んでみよう。