昨日、私が20代前半のころ身をおいていた歴史あるM山岳会の先輩に誘われて、そのような各山岳会の往年のメンバーたちが集まるグループのパーティーに出席させていただいた。
誘ってくれた先輩とは今から25年ほど前、全く偶然に再会してから年賀状のやりとりをしていた。
会場の国立オリンピック記念青少年総合センターの国際交流レセプションホールには100人を越す往年のアルピニストたちが集まった。もちろん現在も現役として登山を続けておられる方も多い。
その中に40数年振りに会う先輩たちの顔があった。そしてうれしいことには私を覚えてくれていて、ロッククライムの訓練でザイルと岩の間に手を挟まれて私が怪我をしたなどという細かなことまで話題になった。
そのころ体力がなかった私は、30キロを越すザックを背負って走るように山を歩くスピードについていけず3年ほどでやめたのだが、登山でのからだの鍛え方や、山に対する姿勢などを教わった貴重な3年間だった。
その後はM山岳会の会報に載っているコースタイムで歩けるように心がけて登山を続けていたのでいつのまにか体力がついた。
そうしてつけた筋肉と体力は、60代半ばを過ぎた今はかなり減ったとはいえまだ貯金として残っている。