国道1号線(第二京浜)が東京都から神奈川県に入るときに多摩川を渡る橋が多摩川大橋である。上の写真はその東京都側の端を見上げたもの。きれいなカーブで終わっている。
この上を6車線の車道が走っている。それに引き換え両側の歩道は自転車もまともにすれ違えないほどの狭さだ。国の車優先の考えが露骨に表れた橋である。
実はこの国道は、東京都側の大田区までは6車線だが、神奈川県側の川崎市に入ると4車線になる。だったらこの橋から4車線にしてしまえば歩道も広くできるではないか。
あるいは、川崎側に行く車線をこの橋から2車線とし、東京都側に向う車線を3車線として1車線分を両側の歩道に割り振っても歩道は十分広くなる。そしてその改造費用もたいした額にはならないだろう。
ところが今、歩道を広げる工事をしている。欄干を取り除いて外側に張り出すという大掛かりなものだ。それも片側だけである。1枚目の写真で右端に見えるのが新しく設置された部分である。
2枚目の写真で向こう側に工事をしている場所が見える。工事車両の駐車場所までとっているので現在道路は片側2車線の4車線が使用されている。
もう1年近く工事を続けているのだがその間今の状態なのだが渋滞したことなどない。
完成は来年の2月27日とある。